【中山校長にエンジンとトランスファーについて解説する三島社長(右)=名張市東町で】

 自動車エンジンのチェーンなどを製造する三重県名張市八幡の自動車部品製造「ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン」は12月8日、同社のチェーンが使われたエンジンなどのカットモデルを県立名張高校(同市東町)に貸与した。来年3月下旬まで進路指導室などがある5号棟の入口に展示される。

 同社が貸与したのは、日産自動車のSUV(スポーツ用多目的車)などに搭載される5・6リッターエンジンと出力を前後の車輪に伝達する「トランスファー」のカットモデル。同社が2015年から始めた地域貢献事業の一環で、社内に保管されているモデルを学習や研究に役立ててもらおうと始めた。

 これまでにも同じモデルを近畿大学工業高等専門学校(同市春日丘)や県立伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)に貸し出していた。機械科や工学科のない高校への貸与は始めてで「自動車の構造を知らない生徒にも興味を持ってもらえれば」と、今後は小中学校などにも貸し出しを検討しているという。

 同社の三島邦彦社長は「身近にエンジンの内部構造が見られる機会は少ない。いろいろなことを感じてもらえれば」と思いを語り、名張高校の中山隆之校長は「大変ありがたい。生徒たちには様々なことに興味を持ってもらいたい」と感謝を述べた。