【小型無人機で11月26日に撮影された試験湛水前の川上ダム(水資源機構提供)】

 水資源機構は12月9日、三重県伊賀市川上などで建設している川上ダムの試験湛水を16日に始めると発表した。開始後、満水になるまでには数か月かかる見込み。

 同ダム建設所によると、試験湛水はダムの本格運用開始前に水を「洪水時最高水位」まで貯め、堤体や貯水池周辺の山の斜面の安全性を確認するもの。最高水位まで貯めた後は、平常時の水位まで1日に1メートル以下のペースで下げていく。

 16日午前10時ごろにダム本体の下にある「仮排水路呑口」と呼ばれるゲートを閉鎖する作業を行い、ダムに流入する前深瀬川と川上川の流れをせき止める。当日の様子は、同ダムホームページ(https://www.water.go.jp/kansai/kawakami/)でライブ配信される。悪天候などで順延する可能性もあるという。

 同ダムは重力式コンクリートダムで、総貯水容量は東京ドーム約25杯分の約3100万立方メートル。堤体は長さ334メートル、高さは宮川ダム(大台町)に次ぐ県内2番目の84メートル。洪水調整や水道用水確保などを目的に2018年9月に本体起工した。供用開始は23年4月を予定している。