【激しい攻防を繰り広げる選手たち=名張市百合が丘西5で】

 中止になった三重とこわか国体ホッケー競技の代替大会「2021三重とこわかカップ」が12月4日、三重県名張市百合が丘西5の「はなの里スタジアム(市民ホッケー場)」で始まった。5日までの2日間、男女各4チームがトーナメント方式で対戦する。

 国体に向けて長年取り組んできた選手や開催を期待していた市民らのため、県ホッケー協会が企画、主催した。国体県代表選手などが所属する地元の三重クラブの男女チームの他、男子には畝傍クラブ(奈良)、フリークス東京(東京)、フェニックス名古屋(愛知)、女子には香川県成年女子(香川)、滋賀クラブ(滋賀)、福井クラブ(福井)が参加した。

 開会式で、同協会の芳野正英会長は「盛大に開催できることを関係者の皆さまにお礼申し上げたい。各チームの皆さんには活気あるプレーを期待したい」とあいさつ。来賓の亀井利克市長は「国体は中止になったが、名張市は『ホッケーのまちにしていく』の看板は下ろしていない。競技人口の拡大や競技力の向上に努めていく。出来ることなら、クラブチームまで作っていきたい」と述べた。

 試合が始まると、選手たちは寒さをものともせず熱い攻防を繰り広げ、打球音が空に響き渡った。訪れた観客たちは、激しいゲーム展開に見入っていた。

 三重とこわか国体のホッケー競技は本来、9月30日から10月4日まで、成年男女の試合が同スタジアム、少年男女の試合がメイハンフィールド(夏見)で予定されていた。

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