三重県の伊賀市上下水道部は11月30日、きじが台地区(同市上神戸)にある住宅団地に民間の専用水道業者を通じた水道水の給水を停止したと発表した。影響世帯は推定9戸で、同水道部が専用水道利用者の生活に支障が出る恐れがあるとして同地区市民センターに臨時給水場を設置した。

 上水道の停止は同日午後3時20分。29日には影響世帯を含む30戸にちらしを配布し、周知した。同水道部によると、業者との契約の一部に不履行があったため、条例に基づいて給水を停止したという。

 きじが台の戸数は323戸で、そのうち9割近くの約290戸が上下水道部と直接契約している。今回の措置について、上下水道部は「専用水道利用者への給水義務は事業者にあり、事業者の責任で対応されるべきもの」と説明している。

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