三重県伊賀市は11月24日、20億1050万円を増額する2021年度一般会計補正予算を発表した。補正後の予算額は462億761万円で、1日開会の市議会12月定例会に提出する。

 補正予算全体のうち、新型コロナウイルス感染症の対策関連はワクチン追加接種や基金への積み立てなど計約3・3億円。債務負担行為では、にぎわい忍者回廊と新斎苑の整備事業で民間資金やノウハウを活用するPFI方式を採用し、業者を選定する経費や各施設の指定管理料、維持管理経費などの設定を予定している。

 補正予算に盛り込まれた主な内容は次の通り。
▼定年を迎える職員以外に約10人増えると見込む退職手当など1億9168万円

▼新型コロナの影響で営業時間の短縮や営業中止の措置をとった市有施設の「大山田温泉さるびの」(上阿波)と「島ヶ原温泉やぶっちゃ」(島ヶ原)に対する損失補てんと、運営する各地元の指定管理団体に施設の譲渡を前提としたボイラーやろ過装置、空調設備など施設修繕に充てるための補助金各約4000万円の計1億2125万円

▼旧青山支所解体工事費の一部や不用備品の処分委託料1億2557万円

▼22年4月に開館を予定する芭蕉翁生家(上野赤坂町)の東側の駐車場地内に利用者用トイレ設置の工事請負費570万円

▼校区再編で23年4月開校を予定する上野南部地区小学校の校舎になる依那古小の改修経費2億5874万円

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