【記念撮影スペースに設置したベンチを紹介する市職員=名張市役所で】

 「いい夫婦の日」の11月22日、三重県名張市役所1階の記念撮影スペースに、2人で座ると自然と体が密着する手作りの木製ベンチが登場した。初日から利用するカップルが複数見られ、早速好評だ。

座り心地を確かめる亀山さん夫妻=同

 若手市職員による、市庁舎正面玄関前の老朽化したベンチを再生するプロジェクトの派生で、余った杉材を活用して製作した。高さ74センチ、幅94センチ、奥行き31センチ。座面は両端から中央に向かってV字に斜めになっており、更に滑りやすい加工がされている。2人が離れて座っても、自ずと体がくっ付くという仕組みだ。

 この日、婚姻届けを出しに市役所を訪れた同市夏見のいずれも会社員、亀山僚介さん(30)、真央さん(30)夫妻は第1号で利用。亀山さんは「自然と体が真ん中に寄る。ユニークですごく良い」と笑顔を見せた。プロジェクトリーダーで営繕住宅室の中康真さんは「このベンチに座り、より絆を深め合って頂けたら」と期待する。

市庁舎正面玄関前のベンチ再生

 市庁舎正面玄関前のベンチ再生の取り組みは、若手市職員のプロジェクトと旧町のまちづくりに取り組む市民グループ「SWITCH(スイッチ)なばり」が協力して進めてきたもので、20日には完成させた木と竹のベンチ各8台がお披露目した。災害時にはベンチ部分を移動させ、かまどとして使用できる。

(左)若手市職員のプロジェクトが手掛けたベンチ(右)市民グループ「SWITCHなばり」が手掛けたベンチ(市提供)