【今年の点灯に向け話し合う女性部会のメンバーら】

「皆の力で温かい明かりを」

 眠っているLEDライトを駅前のにぎわいに役立てたい。一昨年始まった、近鉄名張駅西口をイルミネーションで彩るイベント「なばり嬉来(うれき)てピリオド」を運営する名張市観光協会女性部会「ばりめっこ」では、今年のイベントで使用する暖色系LEDライトの無償提供を呼び掛けている。

 同イベントは、まちなかへの誘客やにぎわい創出を目的に始まり、冬の駅前を明るく照らしてきた。人手や予算に限りがある中で、より明確なテーマや統一感のある仕上がりにするため、広く提供を呼び掛けることにしたという。

 募っているのは、ゴールドまたはイエローの使用可能なLEDライトで、ロープライトも可。同部会の豊岡千代子さんと市橋雅美さんは「提供頂いたイルミネーションの結集で駅前を飾れたら素晴らしいこと。しんどい時こそ皆の力を合わせ、気持ちのこもった、温かみのある明かりをともし、まちなかを盛り上げていきたい」と思いを話した。

 今回は12月21日から来年2月末まで、午後5時30分から同10時まで点灯し、初日の点灯式にはキッチンカーや屋台も出る予定。

 同部会では、イルミネーションの設営やデザインなどに携わるボランティア、LEDライト購入費などへの協賛も受け付けている。

 問い合わせは同協会(0595・63・9087=午前9時から午後4時)へ。

2021年11月6日付807号17面から

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