【車体にマグネットシートを貼りつける廣嶋理事長=伊賀市守田で】

 「生コンこども110番運動」として、業務の傍ら児童の見回りをしている三重県伊賀市守田の「伊賀生コンクリート協同組合」は11月11日、見回りで運転するコンクリートミキサー車に貼り付けるマグネットシートを新調した。

 同組合には、伊賀地域のコンクリート製造・販売会社など計6社が加盟。防犯のため2006年から登下校中の児童の見回りを始め、危険な場所で遊ぶ子どもたちに注意を促すなど活動を続けてきた。

 シートの新調は「組合員の防犯意識を改めて高めてもらおう」と実施。組合が所有する2トンから10トンまでのミキサー車計53台の両ドアとフロントガラスの内側に貼り付けた。

 また、この日は県警伊賀署生活安全課の三上耕太朗警部補(56)が組合を訪れ、自主防犯パトロールの注意事項や不審者情報について説明。三上警部補は「地域全体で配達をしている皆さまだからこそ気づける危険がある」と話した。

 同組合の廣嶋伸二理事長(59)は「普段から子どもたちの周辺に目を光らせている者がいることを知らせ、少しでも犯罪抑止につながれば」と思いを語った。

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