【駄菓子屋を紹介するひやわん=名張市新町で】

 三重県名張市のまちなか運営協議会が管理する「旧細川邸やなせ宿」(同市新町)が11月6日、リニューアルオープンした。昭和時代のレトロな雰囲気の喫茶店や同市のご当地キャラクター「ひやわん」の人形が店番をする駄菓子屋などを新設した。

喫茶店「マーブル」の店内

 やなせ宿は、江戸時代末期から明治初年に薬商細川家の支店として建てられたもので、現在は観光案内や地域住民交流のための施設として活用されている。リニューアルは市の職員からの提案で、市民の更なる利用促進のため企画していた。

 玄関前にオープンした駄菓子屋「宝島」では、30種類以上の駄菓子が並ぶ。店番をする3分の2サイズのひやわん人形は、同地区まちづくり協議会「隠(なばり)ひやわん倶楽部」が、削った発泡スチロールにぬいぐるみ用の生地を貼り付けて手作りした。

ひやわんがデザインされたベンチ

 中庭の蔵を改装した喫茶店「マーブル」の店内では、地元住民から譲り受けたレコードやポスターなどを並べ、1980年代のレトロな雰囲気を再現した。また、店前には、ひやわんがデザインされたベンチやレコードジャケット風のポスターもある。

 喫茶店の営業は、毎週土・日曜(第3日曜は休業)の午前11時から午後3時まで。駄菓子屋は、毎週月曜日と年末年始の休館日以外は営業している。

 問い合わせはやなせ宿(0595・62・7760)まで。

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