【発表会と同じ会場で練習するメンバーら】

 津軽三味線と三線の教室「訓峯会伊賀支部」の結成10年を記念した発表会が、11月7日午後1時から、三重県伊賀市大谷の蕉門ホールで開かれる。

 同支部は、伊賀市文化都市協会の楽器体験ワークショップがきっかけで結成。現在は津軽三味線8人、三線6人の40代から80代までのメンバーが所属し、鈴鹿市在住の加藤訓峯さんから指導を受けている。結成当時から「10年経ったら単独で発表会をしよう」を目標に励んできた。

 当日は、留袖、紋付袴、琉装に身を包んだメンバーによる各自の演奏の他、三味線による長唄などもあり、日本舞踊・藤間流のメンバーも友情出演する、約3時間の発表会となる。

 メンバーたちはこの1年余り、発表会に向けて練習を重ねてきたが、コロナ禍の緊急事態宣言で練習も制限され、追い込み時に集まっての練習ができなかったため、「何度も心が折れた」そうだが、今回の開催を迎えられたことに感謝しているという。同支部の秋永啓子代表は「10年の集大成の晴れ舞台にぜひお越しください」と呼び掛けている。

 入場無料だが、感染拡大防止チェックシートへの記入が必要。当日、会場で記入するか、市文化会館(同市西明寺)などにあるちらしに添付のシートに事前に記入し持参する。

2021年10月23日付806号17面から

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