【旧市街地を進む、みこしを載せたトラックと神社関係者ら=名張市で】

 三重県名張市平尾の宇流冨志禰神社の秋季例大祭が10月31日、営まれた。新型コロナウイルスの影響で前年と同様、太鼓台やだんじりの練り歩きは見送られたが、神社のみこしはトラックで各町を巡行した。

 同市新町にある愛宕神社境内の御旅所で午後1時過ぎ、例年ならみこしの担ぎ手を務める法被姿の男性たち約10人が、「せーの」の掛け声とともに金色に輝くみこしをトラックに載せた。神社に向けて御旅所を出発すると、集まっていた人々から拍手が沸き起こった。

 みこしは、トラックを先導する男性たちの「チョーサ、チョーサ」の掛け声とともに、旧市街地を進んだ。掛け声が通りに響くと、気付いた沿道の住民や通行人が、みこしの通過を静かに見守っていた。

 沿道で見守った同市豊後町の女性(70)は「神社のみこしは立派だけど、各町のみこしがないのはやっぱり寂しい。来年こそは、にぎやかなお祭りが戻れば」と話していた。

御旅所での神事の様子=名張市新町で