【寄贈式に出席した(左から)井上社長、赤塚校長、日高支店長=名張市百合が丘東6で】

 京都銀行(本店・京都市)は10月29日、スチール家具メーカー「豊國工業」(三重県伊賀市小田町)が発行する私募債を引き受け、県立名張青峰高校(名張市百合が丘東6)に電波掛け時計11台を寄贈した。

 同行では、私募債の発行手数料の一部を地域貢献に役立てる「京銀SDGs私募債」で、学校に図書や備品などを贈っている。

 同高は名張桔梗丘高と名張西高が統合し、2016年春に開校。豊國工業の井上明彦社長が名張西高の卒業生である縁から、寄贈先に指定された。学校側の希望を受け、時計の寄贈が決まった。

 寄贈式は同高校長室であり、井上社長や同行水口支店の日高智昭支店長らが出席。井上社長は「時、歴史を刻み、非常に立派な高校になったと感じている。これからも更に、地域の発展に貢献して頂きたい」と話し、赤塚久生校長は「時計は生徒も職員も毎日目にするもの。誠にありがたい」と謝辞を述べた。

 寄贈された時計は、名張西高時代から使われている教室の古い時計の更新に充てられる。

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