【設置したイラストマップのパネルを眺める関係者ら=伊賀市上野農人町で】

 歴史情緒ある街並みが続く、三重県伊賀市中心部の旧伊賀街道・大和街道周辺の観光などに役立ててもらおうと、市内3つの商店街や住民自治らで組織する「灯りの芭蕉路実行委員会」がこのほど、両街道沿いの見どころなどを表したイラストマップをパネルにし、同市上野農人町と上野新町の2か所に設置した。

 地元ゆかりの俳人・松尾芭蕉の生誕360年イベント(2004年)の際に作成されたマップを基に、菅原神社(上野天神宮)から上野車坂町まで東西約1キロの範囲とその周辺にある商店や飲食店、名所・旧跡などを掲載。「芭蕉翁生家」(改修工事のため来年3月末まで休館)や、遺髪が納められた「故郷塚」など、芭蕉に関連した場所も紹介している。

 10月21日の除幕式の際、実行委員長の西三郎さん(77)は集まった関係者らに向け、「コロナ禍で2年間、何もできなかったが、収まれば多くの人に来てもらえるよう準備をしてきた。芭蕉翁生家の改修も来春完了するので、このマップが観光やまち歩きの一助になれば」とあいさつした。

 設置場所は、上野農人町の「イタリア料理チッタ」前と、上野新町の和菓子店「いせや」前。来年以降のイベント時には、このマップを印刷して設置・配布することも検討しているという。