俳聖松尾芭蕉の遺徳をしのぶ75回目の芭蕉祭が10月12日、生誕地の三重県伊賀市で規模を縮小し開かれた。今年は新型コロナウイルス感染症の流行で芭蕉翁顕彰会の岡島久司会長や岡本栄市長ら関係者7人のみが出席した。

 式典は上野公園(同市上野丸之内)であり、俳聖殿内の座像に生花や茶、菓子を供えた後、岡本市長が祭詞を読み上げ、懸額の除幕を行った。例年は献詠俳句各部門の特選者ら招待客や来賓、一般の市民約500人が参加している。

 岡本市長は式典の最後に、主催者を代表して「芭蕉の思いや不屈の精神をしっかりと受け継いで次年度は立派な式典を開きたい」とあいさつした。

 旧暦の命日にあたる11月12日には、同市柘植町の萬寿寺で「しぐれ忌」が開催される予定。