【色紙と朱印帳を手にするまちづくり企画塾のメンバーら】

「心落ち着かせ笑顔に」

 三重県伊賀市内にある七福神ゆかりの7社寺を訪れる催し「伊賀七福神めぐり」が11月1日から始まる。市などが主催する「まちづくり企画塾」のグループが準備を進め、社寺ごとに独自の七福神のイラスト印が押せる色紙と、印のデザインをあしらったオリジナル朱印帳を作成。同塾のメンバーらは「七福神ゆかりの社寺と一緒に、地元の氏神さんや菩提寺さんを訪れて心を落ち着かせ、笑顔になってもらえたら」と期待している。

作成した色紙と朱印帳

 参加社寺と印の種類は以下(五十音順)。

 ▽恵美須神社(上野恵美須町)=恵美須▽岡八幡宮(白樫)=弁才天▽西蓮寺(長田)=大黒天▽常住寺(同)=布袋▽常福寺(古郡)=福禄寿▽新大仏寺(富永)=毘沙門天▽佛土寺(東高倉)=寿老人

 イラスト印の作画は、市内在住のイラストレーターたまきなおさんが担当。宝船の絵が入った押印用の色紙は500円、朱印帳は1500円で授与され、イラスト印の押印は1つ100円、朱印は300円が必要。色紙と朱印帳は10月以降に参加7社寺などで入手できる。

 恵美須神社は兼務社のため、イラスト印は既に色紙に押されてあり、朱印は300円を納め、境内に設置のものを持ち帰る。

 事務局を務める常福寺の中山和光副住職は「コロナ禍にこうした企画ができたことは、何かの巡り合わせ。若い世代や、普段社寺を訪れることの少ない方々にもお参りしてもらい、福徳を授かって頂きたい」と思いを話した。

 問い合わせは、伊賀七福神めぐり事務局(0595・38・1016=常福寺)へ。

2021年9月25日付804号11から

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