【作品を紹介する山本さん家族=名張市梅が丘南で】

父は日本画、母は造形 次男は心象描くボールペン画

 三重県名張市梅が丘南の日本画家、山本實さん(69)と妻の弥生さん(67)、次男の渉さん(37)による家族3人展「―Always be yourself(いつもあなたらしく)―」が、9月18日から26日まで伊賀市上野丸之内の「ギャラリー是空」で開かれる。山本さん家族は「(昨年11月の)初めての3人展を経て、家族の絆がより深まった。多くの方から背中を押して頂いたことが、2回目につながった」と感じている。

 幼いころからボールペンで絵を描いてきた渉さんは、頚部脊柱管狭窄症のため手が自由に動かせなかった時期もあったが、昨年春に手術を受けた。その回復を待ち、山本さんの日本画と、木や粘土を用いた弥生さんの造形作品、心象を描いた渉さんのボールペン画が一堂に会した、念願の3人展を秋に開くことができた。

 自然物から着想を得ることが多いという山本さんは、金箔を散らした「楽園‐教会への道」、黒箔を下地に貼って花を描いた「夢陽炎」など、ここ数年の作品を中心に大小約20点を出展する。

 木をベースに粘土や彫刻刀、岩絵の具などで組み立てる作品が多い弥生さんは「面白い、楽しいと感じてもらえたら」の言葉通り、ユーモラスな印象の「ハエトリグモとロボット仲間」や、ホオの葉に着色した作品など十数点を準備している。

 自画像のように、人物の気持ちを自身に寄せて描くことが多い渉さんは、「夕暮れ時」「思考」など約20点を展示する。「雰囲気や空気感など、感情を込めて描いている。作品から何かを感じ取ってもらえたら」と話した。

 時間は午前11時から午後6時まで。入場無料。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・21・8818)へ。

2021年9月11日付803号7面から