【参加を呼び掛ける「ほっこり」のスタッフ】

体験談や意見交換も

 保護者の病気や養育困難、経済的困窮など、さまざまな理由で家族と生活することが難しい子ども(原則18歳未満)を家庭に迎え入れ、愛情と正しい理解を持って養育する、児童福祉法に定められた「里親制度」。三重県名張市朝日町の里親なんでも相談所「ほっこり」(名張養護学園内)は、10月に名張市、11月に伊賀市でそれぞれ里親について学ぶシンポジウムを両市と共催で開く。参加無料、要事前申し込み。

 シンポジウムでは、制度の説明や里親の体験談、行政関係者らを交えた意見交換会がある。

 名張市では、市役所(鴻之台1)で10月3日午前10時から、「ひろがれ!なばりに里親の“わ”」をテーマに開催される。意見交換では、里親や学校関係者、民生委員・児童委員、ファミリーホームの養育者、児童養護施設の職員などが、地域のつながりの中で子どもの成長を支える関係づくりについて話し合う。

 伊賀市では、ゆめぽりすセンター(ゆめが丘1)で11月6日午前10時から、「子どもが笑顔で暮らすために」をテーマに開催される。意見交換では、里親や伊賀児童相談所長、専門の相談員などが、参加者からの質問に答えながら、子どもが明るく元気に暮らすために必要なサポートについて話し合う。

 参加希望者は同相談所へ電話(0595・41・1144)、またはファクス(0595・63・0721)、電子メール(n.satooyahokkori@n-kosei.jp)で申し込む。各会場先着30人。申し込み期間は名張市が10月1日まで、伊賀市が10月1日から11月1日まで。

里親登録前研修

 伊賀・名張両市在住で里親になろうと考えている人を対象に、12月4日から里親登録前研修が開催される。受講前には同相談所スタッフによる面談と家庭訪問が必要で、希望者は同相談所に11月10日までに連絡する。

 シンポジウムと研修の問い合わせは同相談所(0595・41・1144)まで。

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