新型コロナウイルスの感染拡大に伴い21都道府県に発出されている緊急事態宣言(8月27日から9月12日)が宮城・岡山両県を除く19都道府県で9月30日まで延長され、三重県で実施している緊急事態措置も同日まで延長されることが9日、決まった。県内の感染者数は8月下旬をピークに減少傾向にあるものの、依然高い水準が続く病床使用率など、医療提供体制への負荷軽減を重視し、県は国と宣言延長について協議を重ねてきた。

 緊急事態宣言の延長を受けた措置の内容は、従前と同様に、酒類やカラオケ設備を提供する飲食店・カラオケ店・結婚式場への休業要請、飲食店への時短営業要請(午後8時まで)など。県民に向けては、日中も含めた外出・移動や県境をまたぐ移動の自粛の他、クラスターが発生しやすい社員寮など共同生活の場での感染防止対策なども求めている。

 鈴木英敬知事は9日夕方、県ホームページに掲載した動画を通じ、「感染を抑え込むためには、本県のみならず愛知・岐阜とも3県で面的に対策をとっていくことが重要。減少傾向を確かなものとし、医療提供体制を守っていくためにも、あともう一息協力をお願いしたい。命を守っていくために協力頂きたい」と県民に呼び掛けた。

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