三重県は9月8日、名張市4人など県内で111人(四日市市発表分33人含む)の新型コロナウイルス感染が確認され、入院していた40代から90代の男女4人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ1万3754人、死者は144人となった。

 発表によると、四日市市を除く感染者の市町別内訳は、鈴鹿市18人、桑名・津市が各17人、いなべ市6人、松阪市5人、名張市4人、菰野町3人、伊勢市と東員町が各2人、亀山・志摩市と木曽岬・朝日町が各1人。伊賀市で感染者が確認されなかったのは8月16日以来23日ぶり。

 亡くなった4人は、いずれも入院治療中だった40代男性、50代男性、60代男性、90代女性で、このうち40代と50代の男性は、軽症から中等症で入院していたが、その後に症状が悪化したという。

 県内108例目のクラスター(感染者集団)が発生し、これまでに従業員33人(いずれも名張市)の陽性が確認されていた伊賀市内の企業では、新たに名張市の50代男性1人が陽性と判明。対象者220人の検査が完了し、陽性は計34人、残る186人は陰性と確認された。

 名張市では他に、50、60代の男性3人の陽性が判明し、このうち50代男性1人は県外に勤務する公務員だった。

 県内の入院患者は前日より22人減の299人で、このうち重症者は1人減の31人。入院調整中・自宅療養の人は408人減の2357人となった。病床使用率は58・9%、重症者用は51・7%。

※9月8日午後5時8分追記

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