【週1回、農作業に汗を流す農楽園の皆さん=名張市で】

 三重県名張市桔梗が丘西4番町にある約2300平方メートルの共同農地で毎週土曜の朝、約2時間の農作業に汗を流す、桔梗が丘自治連合協議会「ききょう農楽園」のメンバー。10年前、学校敷地を借り受けて農地に開墾・整備したもので、同連合協が「ききょう農楽園事業」として耕作面積を広げてきた。

 現在は40代から70代の男女21人が所属。ほとんどが農作業の初心者で、何度も失敗しながら経験を積んできたという。無農薬で育てた新鮮な収穫物は、桔梗が丘お助けセンター事業の配食部会や「ほっとまち茶房ききょう」などに卸して喜ばれている。例年なら夏祭りや「かがやきフェスタ」などのイベントでも販売しているが、新型コロナの影響で昨年からイベントはほとんど中止になった。

 7月初め、農地にはナス、キュウリ、トマト、ゴーヤなどの夏野菜の他、メロン、スイカなども育っており、メンバーは作物の収穫や土手の草引きなどに精を出していた。7年前から参加している西4番町の岩本成正さん(60)は、「今も会社勤めをしながら、週1回汗を流し、近所の人と親しく会話できて最高。気候によって出来具合も変わるが、やりがいがある」とニッコリ。代表を務める桔梗南1番町の中島則夫さん(70)は「無農薬の安全なおいしい作物をできるだけ多くの住民の皆さんに提供し、喜んで頂ければ。今後、手作りそばを使って、そば打ち体験を楽しんでもらうことも企画中。広い農地なので、もっと多くの方に参加してほしい」と話した。

2021年8月14日付801号21面から