三重県伊賀市は8月25日、3億7457万円を追加する一般会計補正予算など議案22件を発表した。9月1日開会の市議会定例会に提出する。

 補正予算のなかで、新型コロナウイルス感染症の追加対策は施設の修繕やインターネット環境の整備などに計24事業総額5136万円を充てる。また、2023年4月の開校を予定する上野南部地区小学校区の統合先になっている依那古小(同市沖)の改修設計経費約950万円も盛り込んだ。

 他の主な事業は次の通り。

▼青山支所にある文化財課の歴史資料係事務室と収蔵庫を旧長田小校舎に移転する経費(764万円)
▼老朽化で倒壊の恐れがある上野公園内の戦没者慰霊塔を補修する工事に必要な耐久性調査の経費(163万円)
▼1月から所得制限がなくなった不妊治療助成金の申請件数増加に対応するための補正(244万円)
▼来年4月から祝日に関係なく家庭ごみなどの分別収集や処理体制を見直すための業務委託料(498万円)
▼鉄筋コンクリート造と鉄骨造の2棟からなる勤労者福祉会館(上野丸之内)で発がん性のアスベストが含有する建材の使用が判明し、除去する費用の増額(1600万円)
▼新型コロナで上野天神祭のダンジリ行事や鬼行列の練り歩きが中止になったのを受け、観光客や市民に雰囲気を味わってもらうことを目的に10月16日から22日までだんじり会館(上野丸之内)を無料開放するための入場料の負担(54万円)
▼7月の落雷で破損した自動火災報知や時計、非常放送の設備などの工事請負費(2000万円)

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