三重県は7月22日、伊賀市の50代会社役員の男性1人を含む県内男女27人(四日市市発表分10人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は延べ5539人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市10人、鈴鹿市6人、津市と桑名市で3人、菰野町で2人、伊賀市と東員町、松阪市で各1人。22日時点の県内の確保病床436に対する使用数は100、使用率は22・9%、うち重症者用は確保病床50に対し使用数3、使用率は6%となっている。16日から22日までの人口10万人当たりの新規陽性者数は7・73人となった。警戒レベルの目安は、10万人当たり8人。

 伊賀市の50代会社役員の男性は、16日に発症した20代会社員男性の別居親族。19日から40度の発熱などが発生し、翌日の検査の結果、陽性が判明した。現在は無症状で、濃厚接触者は確認されていない。

 四日市市の40代自営業女性は、15日に陽性となった40代知人女性が、14日に職場を訪問するなど接触があった。13日から17日に出勤しており、濃厚接触者として同居家族2人と職場関係者5人。接触者として職場関係者12人が特定されている。同市の30代自営業女性は、17日に陽性となった鈴鹿市の30代男性の友人。濃厚接触者は17日に飲食店を利用していた友人2人、同居家族3人、親族1人、職場関係者4人。

 桑名市では、15日に陽性となった30代女性の同居家族の10歳未満の男子小学生が感染。無症状だが、21日に濃厚接触者として検査し、陽性が分かった。19日まで登校しており、学校関係の接触者33人を調査中。
 
 津市の50代団体職員の男性は、県外感染者の職場同僚。20日まで出勤があり、濃厚接触者は同居家族2人と職場関係者1人、接触者は職場関係者8人。

 鈴鹿市の10代女子小学生2人と30代教職員女性は、18日に陽性となった40代会社員男性の同居家族。3人とも行動歴などから濃厚接触者は確認されていない。

※7月22日午後5時42分追記

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