【売却のため入札の実施が決まった旧上野ふれあいプラザ=伊賀市上野中町】

 三重県伊賀市は7月20日、公共施設として利用していた旧上野ふれあいプラザ(同市上野中町)の土地と建物を売却するため、公募型プロポーザル方式の入札を実施すると発表した。予定価格は720万円。8月に公告し、10月に利用計画などを審査する。

 昨年3月末で用途廃止になった同公共施設は、土地が約2560平方メートル、鉄骨造の建物は延床面積約8181平方メートル。1977年にショッピングセンター(旧ニチイ)として建設され、市が1996年に買い取った。

 売却条件には▼スーパーや生鮮食品も扱うドラッグストアを1階に設け、地域活性化を図る▼建物は再利用または解体撤去して景観にふさわしい新たな建物を建築する▼10年間は提案した用途の利用に努める(買い戻し特約)の3つを設定した。管財課によると、現建物を利用したいという事業者から申し出があり、地元住民から要望も出ていた商業施設の早期誘致を優先したという。市が受けた説明では、1階に食料品を扱う商業施設、2階に開業医の診療所など、3階と4階に有料老人ホームが入居する予定だという。

 同施設は公民連携手法を用い、同じ中心市街地エリアにある旧市役所庁舎や成瀬平馬家屋敷跡に予定する忍者体験施設などを合わせた「忍者回廊」として整備するプロジェクトの一つに含まれていたが、単体で売却できる可能性が出てきたことから、計画の対象から除外する。