【来場を呼び掛ける伊賀市文化都市協会の木下さん】

 全国で活躍する生活工芸作家が、粘土や木、漆など自然素材を使った日常使いの作品を集めた「生活工芸展2021」が、史跡旧崇広堂(三重県伊賀市上野丸之内)とギャラリーやまほん(同市丸柱)の2会場で7月10日から開かれる。入場無料。

 伊賀市文化都市協会の主催で、同ギャラリーを主宰する山本忠臣さんが企画する毎年人気の作品展だ。今年は過去最多の66人の作家が参加。なかでもガラス作家の比率が増えたといい、旧崇広堂だけで食器などの器や道具が500点ほど並ぶ予定だ。販売もあり、人気作家の作品はすぐに売り切れるという。

 同協会の木下委久子さんは「さまざまな工芸作品を集めた。見ているだけでも気分が安らぐので、初めての方も2会場の空間を楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 旧崇広堂は25日までの午前10時から午後6時まで、同ギャラリーでは8月29日までの午前11時から午後5時30分まで。いずれも火曜定休。

 問い合わせは旧崇広堂(0595・24・6090)、同ギャラリー(0595・44・1911)へ。

2021年7月10日付799号11面から

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