【供給が不足している米モデルナ社製ワクチン=6月28日に職域接種が始まった名張市内の会場で】

 三重県名張市の名張商工会議所は6月28日、新型コロナワクチンの職域接種について、7月5日から開始するとしていた接種日程を変更すると発表した。変更後の日程は未定で、予約受け付けも6月28日到着分で一時停止する。

 同商議所は15日に名張産業振興センターアスピア(南町)を会場とする合同職域接種の実施方針を明らかにし、23日からは市内事業所の満18歳以上の従業員を対象に予約受け付けを始めていた。

 しかし国は、職域接種で使う米モデルナ社製ワクチンの供給が追いつかない可能性があるとして、25日に新規受け付けを一時休止。申請済みの分についても再調整を進めており、ワクチン供給スケジュールが不透明になっている。

 同商議所には25日までに約150社、約2350人分の申し込みがあった。28日昼には3000人を超えているという。

 同商議所は「お申し込み頂いた皆さまには大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます」とコメント。新たな日程は、決まり次第連絡するとしている。

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