【茅の輪を設置する奉斉会メンバー=名張市平尾で】

 三重県名張市平尾の宇流冨志禰神社で営まれる6月30日の夏越の大はらい式を前に26日、疫病退散などを願う「茅(ち)の輪」が設置された。渡り初めは27日午前10時から行われる。

茅で輪をつくるメンバー=同

 夏越の大はらいは、今年上半期の災厄をはらい清め無病息災を祈る神事。同神社では2018年から、茅の輪くぐりの行事を加えた。

 茅の輪は、くぐると夏の暑さに負けず健康に過ごせるといわれる。唱え言葉を口にしながら左、右、左の順に8の字を描くように3回くぐり、参拝するのが作法という。

 この日は同神社奉斉会のメンバーら15人ほどが境内に集まり、近くの名張川の河岸で前日に刈り取った茅(かや)を束ね、直径約2メートルの輪に仕上げた後、木枠に固定した。

 中森孝榮宮司(71)は「新型コロナウイルスがなかなか収まらないが、茅の輪をくぐって厄をはらい、健康に夏を過ごして頂けたら」と話していた。