【感謝状を手にする(左から)山田さん、有村さん、小林さんと山澤署長=伊賀市平野北谷で】

 特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、三重県警伊賀署は6月25日、伊賀市のセブンイレブン伊賀平野北谷店に勤務するいずれも市内在住でバイト店員の山田春香さん(27)と有村加歩さん(18)、セブン-イレブン・ジャパン社員で伊賀地域の7店舗で経営指導する小林哲さん(29)に感謝状を贈った。

 同署によると、先月27日午前11時40分ごろ、市内の70代無職男性が25万円分の電子マネーを購入しようと来店。不審に思った山田さんと有村さんは説得を試みたが、応じる様子がなかったので小林さんに相談した。

 近くの店舗にいた小林さんは男性を店内に引き留めるよう2人に指示し、同署に通報。来店から約40分後に署員が駆け付けた。男性が狙われたのはインターネットサイトで会員登録の費用を払うよう要求される架空請求詐欺の手口だった。

 表彰後、山田さんは「すぐに詐欺だと思った。助けられて良かった」、有村さんは「動揺したが、止めないといけないので必死だった」と話し、山澤正和署長は「ちょっとした皆さんの気付きやサービスで被害を防いでくれた。これからも続けてほしい」と礼を述べた。

 同署管内で今年に入って発生した特殊詐欺は25日現在で4件(前年同期比3件増)、被害額は計約566万円(同約363万円増)に上っている。