新型コロナウイルス感染拡大防止のため三重県に適用されている「まん延防止等重点措置」(6月20日まで)の内容が6月11日に一部変更され、飲食店への酒類提供自粛などを求める「重点措置区域」12市町のうち、四日市市を除く伊賀・名張など11市町が14日以降、除外されることが決まった。11市町では、客への酒類提供は可能になるが、午後8時までの時短営業要請は20日まで継続する。

 県の発表資料によると、伊賀、名張など11市町では、飲食店・結婚式場などでの酒類提供自粛や、1000平方メートルを超える劇場・ホテルなどの営業時間短縮の要請は解除される。四日市市は、通勤・通学などで愛知県との往来が多く、県内の新規感染者に占める割合も高いことなどを考慮し、20日まで継続となる。

 県では引き続き、午後8時以降の飲食店への出入りや、大人数・長時間の飲食を避け、日中も含めた外出や移動は、生活の維持に必要な場合を除いて避けるよう、継続的な感染防止対策を呼び掛けている。

 重点措置は当初、5月9日から31日まで、三重、岐阜両県と北海道への適用が決まり、県内では桑名、いなべ、四日市、鈴鹿、亀山、伊賀、名張、木曽岬、東員、川越、朝日、菰野の12市町が重点措置区域に。その後、感染状況を考慮し、6月20日まで延長された。

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