【名張中の生徒にボッチャの用具を手渡す中村社長(左端)ら=名張市丸之内で】

 関西を中心に音楽教室を展開する「ソウルクリエイトミュージック」(本社・京都府宇治市)は6月9日、三重県名張市内の小中学校など5校にパラリンピック競技「ボッチャ」の用具セットを寄贈した。同社の中村大輔社長(44)が出身校の市立つつじが丘小と南中を含む各学校を訪問し、子どもたちに手渡した。

 ボッチャは、目標となる白いボールに赤青6つのボールを交互に投げたり転がしたりして、いかに近づけられるかを競う。老若男女、障害の有無に関わらず、全ての人にとって親しみやすい競技といわれている。

 中村社長は5年ほど前、県立特別支援学校「伊賀つばさ学園」(美旗町南西原)を訪問。特別支援教育の現場に初めて触れ、衝撃を受けつつも、得意とする音楽を通じて重度の障害のある子どもたちとも交流することができたという。この経験を基に、「自分たちにできることを」と会社として支援を続けてきた。

 今回の用具寄贈は、普及に取り組む団体の代表者と中村社長が出会ったのがきっかけ。誰とでも一緒に楽しめるボッチャを、より多くの子どもたちに体験してほしいという思いから、寄贈することにしたという。

 名張中での寄贈式では、3年の髙見明衣さん(14)と辻脇雅也君(14)が用具を受け取り、「みんなで楽しく使わせて頂きます」と感謝の言葉を述べた。中村社長は「これからも、子どもたちのために寄贈を続けていきたい」と話していた。

 同社はこの日、名張小と伊賀つばさ学園にも用具を届けた。伊賀市内の小中学校にも近く寄贈する予定だという。