三重県名張市は6月3日、新型コロナウイルスワクチン接種について、16歳から64歳の住民を対象にした接種券の発送時期などを発表した。

 市福祉子ども部によると、「64歳から60歳までの住民(約5100人)」「高齢者通所施設など(市内111か所)の従事者」「60歳未満の基礎疾患のある住民」は、25日に接種券を発送する予定。

 60歳未満で基礎疾患のある住民については、10日から始まる事前申し込みが必要で、締め切りは24日(必着)。市ホームページ(https://www.city.nabari.lg.jp/)の専用フォーム、または5日から配布が始まる市広報紙(10日発行号)の折り込みちらし裏面の申込書(指定様式)に必要事項を記入し、郵送またはファクスで申し込む。

 対象となる基礎疾患の範囲は▼慢性の呼吸器の病気▼慢性の心臓病(高血圧含む)▼慢性の腎臓病▼慢性の肝臓病▼インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病、または他の病気を併発している糖尿病▼血液の病気(鉄欠乏性貧血除く)▼免疫機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍含む)▼ステロイドなど免疫機能を低下させる治療を受けている▼免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患▼神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態▼染色体異常▼重症心身障害▼睡眠時無呼吸症候群▼重い精神疾患で通院や入院をしている人、または「BMI30以上の基準を満たす肥満の人」としており、申し込み時に自己申告する。市は対象人数を約2200人と想定している。

 6月下旬に接種券が届く人に向けた接種方法などの案内は、20日配布開始の広報紙(25日発行号)に掲載される。65歳以上の高齢者への接種と同様、個別接種と集団接種による方法を予定しているという。

 更に60歳未満で基礎疾患のない住民については、7月以降に案内があるという。

 問い合わせは、市ワクチン相談コールセンター(0595・63・7306=平日午前9時から午後5時)。

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