【名張市立病院の集団接種会場でワクチン接種を受ける高齢者(市提供)】

 高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が5月31日、三重県名張市で始まった。電話やインターネットで事前予約した人が接種会場を訪れ、市立病院(百合が丘西1)では53人、イオン名張店(元町)では144人が1回目の接種を済ませた。

 旧桔梗が丘中(桔梗が丘1)を含めた市内3会場で行われる集団接種の予約受付は、75歳以上が25日から、70歳以上が28日から、65歳以上が31日からそれぞれ始まっている。

 市立病院1階に設けられた会場で最初に接種を受けた同市百合が丘東3の山王丸洪二さん(82)は「25日の予約開始日は、朝9時から30回くらい電話をかけて、やっとつながった。腎臓の基礎疾患があるが、かかりつけの医療機関では個別接種をしておらず、とにかく早くと思っていたのでほっとした」と話していた。市によると、市立病院ではこの日、キャンセルで1人分のワクチンが余り、同病院の薬剤師が急きょ接種を受けたという。

 30日現在の集団接種の予約状況は3会場計4072人(予約枠7290人)で、内訳はイオン名張店が2092人(同3888人)、市立病院が619人(同702人)、旧桔梗が丘中が1361人(同2700人)。市立病院への予約が想定より多くなっていることから、市は31日、7月26日と30日に各54人の予約枠を追加した。予約枠は3会場計7398人となった。

 市内に住む65歳以上の高齢者は約2万6400人。かかりつけ医による市内38医療機関での個別接種も、24日から開始している。