【展示予定の昼馬さんの作品「青い記憶」(提供写真)】

 大阪を拠点に国内外で活動する陶芸家、昼馬和代さんの伊賀地域での初個展「―流れゆく風景―風・地・水・刻」が6月13日まで、三重県伊賀市上野丸之内の史跡旧崇広堂で開かれている。入場無料。

昼馬和代さん(同)

 薄く延ばした土を幾重にも重ねて形成される積層を採り入れた表現が特徴の昼馬さんの作品。会期中は茶わんサイズから2メートル四方の大作まで50点以上が並ぶだけでなく、複数の作品や大量のピースを組み合わせたインスタレーション(空間全体を作品として体感させる芸術)の展示も予定されている。

 5月30日と6月6日の午後1時30分からは、制作や個展に込めた思いを昼馬さんが語る「アーティストギャラリートーク」(無料、定員各20人)がある。6月5日の午前10時、同11時、午後1時30分、同2時30分からは、好きな茶わんを選んで抹茶と上生菓子を楽しむ呈茶会(400円、定員各6人)も開催される。いずれも予約制。

 展示時間は午前10時から午後7時(最終日は同4時30分)まで。火曜定休。作品の販売もある。

 主催の伊賀市文化都市協会では「世界をまたにかけて活躍する陶芸家の建物と土の造形をぜひ体感してほしい」と来場を呼び掛けている。

 申し込み、問い合わせは同協会(0595・22・0511)まで。

2021年5月29日付796号4面から

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