【仮組みした「カウントダウンだんじり」の車体を確認する工芸部の部員たち=伊賀市緑ケ丘西町の伊賀白鳳高で】

 9月25日から県内で開かれる「三重とこわか国体」への機運を盛り上げようと、伊賀白鳳高校(三重県伊賀市緑ケ丘西町)工芸部の生徒たちが昨秋から、地元の伝統行事「上野天神祭」で巡行するだんじり(山車)を模した木製の「カウントダウンだんじり」の制作を進めている。開幕111日前となる6月6日から、閉幕する10月5日まで、同市上野丸之内のハイトピア伊賀1階に展示される。

 開幕までのカウントダウンができる啓発物品の制作を、同国体の伊賀市実行委員会(事務局・市国体推進課)が同高に依頼し、部員たちは、だんじり以外にも忍者や伊賀上野城の石垣など、伊賀らしい題材の案を出し合った。必要な車体の強度や展示時の安全性などを考慮して設計に取り組み、高さ約2メートル、屋根部分を含んだ幅・奥行きが1・7メートル前後のサイズで作ることにした。

イメージの基になったという上野小玉町のだんじり「小蓑山」(2019年10月撮影)

 材料は伊賀産のヒノキなどで、だんじり会館(同上野丸之内)に展示されていた上野小玉町のだんじり「小蓑山」がイメージの原形だという。車体の側面にはカウントダウン用のボードを取り付け、祭りばやしを奏でる鉦(かね)を吊るしたり、組みひもを使った装飾を取り付けたりすることも考えているそうだ。

 現在の部員は男女計15人。5月下旬、仮組みした車体の細部を確認していた部長の中島一咲君(3年)と部員の森本泰成君(2年)は「時間が限られた中で『より良いものにしよう』と頑張ってきた。手すりや屋根の曲線など、自分たちがこだわって作ったところを少しでも見つけてもらえたら」と話していた。