65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナワクチンの個別接種が5月25日、伊賀市内で始まった。市立上野総合市民病院(四十九町)ではこの日、予約した24人が1回目の接種を済ませた。

 市内に住む高齢者は約3万1000人。同病院では週3回の接種日を設けており、2回目の接種予定日を含め9月3日までの間に予約を受け付けた人数は25日現在で1032人だという。

 同病院の看護師からワクチン接種を受けた後、市内に住む元高校教師の堤保さん(70)は「とりあえず1回打ったのでほっとした。基礎疾患があるので副反応が心配だったが、罹患(りかん)するよりもいいと思い予約した。全く痛くなかった」と取材に答えた。

 市ワクチン接種推進課によると、個別接種は市内41か所の医療機関で実施し、スケジュール計画は1週間で計4500人、1日あたり約640人。集団接種は市内で7会場設ける予定で、7月の第3土日から始めたいとしている。

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