三重県は5月24日、伊賀市の90代と70代の女性2人を含む県内男女9人(四日市市発表分4人含む)が新型コロナウイルスに感染し、入院していた80代男女2人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ4715人、死亡が確認されたのは103人となった。県内の新規感染者が10人未満となったのは、3月29日発表分の9人以来56日ぶり。 

 発表によると、伊賀市の90代女性は、21日に陽性となった名張市の50代女性が勤務する介護施設の利用者。症状はなかったが23日に濃厚接触者として検査したところ、感染が確認された。70代女性は21日に陽性が判明した50代女性の同居家族で、15日から38度台の発熱などの症状が発生。17日に市内で知人と会話や食事をしており、うち1人が濃厚接触者、他2人が接触者として特定された。

 松阪市の80代男性は、県内68事例目のクラスターが発生した「わたらい緑清苑」の入所者。同クラスターでは、職員と入所者など合わせて30人の感染が確認されている。
 
 桑名市の40代会社員男性は、21日に陽性となった70代自営業男性の職場同僚。鈴鹿市の40代会社員女性は8日と10日から15日に県外に出勤していた。

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