【中央浄化センター増設事業のパース(名張市提供)】

 三重県名張市は5月20日、同市蔵持町里の中央浄化センター内に生活排水処理施設を新設、水処理施設を増設する事業について、市議会産業建設委員会協議会で計画の詳細を報告した。

 市上下水道部によると、中央浄化センターでは、下水管に接続した家庭から出る生活排水などの汚水を処理している。

 今回新設する生活排水処理施設は、2024年3月末までが操業期間のし尿処理施設「伊賀南部浄化センター」(薦生)の機能移転を見据え、運搬車で家庭から運ばれてくるし尿と浄化槽汚泥を中央浄化センターに受け入れることができるようにする整備。今後の区域拡大や人口減少で将来的にくみ取りし尿と浄化槽汚泥が減少していくことも見越し、一元的に処理できるよう計画している。鉄筋コンクリート造3階建て(地下2階)延べ約2760平方メートルで、建設費は約32億円。

 水処理施設の増設は、美旗地域の下水道区域拡大整備に伴い、既存の2系列にもう1系列加えて処理能力を増やすもの。鉄筋コンクリート造平屋(地下1階)延べ約1950平方メートルで、建設費は約20億円。

 2施設の建設費計約52億円のうち約38億円は、市下水道事業会計に継続費として20年度から22年度まで計上されており、いずれも国庫補助事業。建設工事は既に5月10日から着工している。生活排水処理施設は23年度末完成、水処理施設増設は25年度末の完了を目指す。