【協定書を手にする西口社長(右)ら=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市は5月20日、「岡村とうふ」で知られる豆腐製造販売「岡村」(本社・松阪市)と地域の見守り活動で協定を結んだ。移動販売業務で地域の高齢者らの異変を確認した場合、市に情報提供する。

 同社は大豆を使った自社製品を移動販売しており、県内で車両30台が稼働。名張市内では20年以上前から販売を続けており、現在は週5日、市内全域を軽ワゴン車3台で定期的に巡回している。過去にも販売員が異変を発見し、救急搬送につながった事例があったという。

 この日、市役所であった締結式で西口鐵也社長は「毎回同じ時間、同じ場所に伺うのが基本。協定によって、商品を買われない方にも声掛けしやすくなり、更に市のために貢献できる」とあいさつ。亀井利克市長は「市は重層型の支援を目指しており、見守り頂けることは安心安全につながる。よろしくお願いしたい」と述べた。

 市が同様の協定を結ぶのは20事業者目。

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