署長 樋口弘道

 本年3月29日付で名張警察署長に着任した樋口弘道です。名張署は27年ぶり2度目の勤務で「第2の故郷」へ帰ってきた気持ちで日々、警察業務に取り組んでいます。

 ところで、毎年5月は「消費者月間」として、各種消費者問題に対する啓発などが行われており、警察では犯罪被害につながりやすい悪質商法の被害防止を呼び掛けています。

 悪質商法には▼閉め切った会場に人を集め、日用品などをタダ同然で配って盛り上げた後、目的の商品を売りつける催眠商法▼路上や駅前などで呼び止め、近くの事務所などに連れ込んで健康食品などを売りつけるキャッチセールス▼「点検に来た」などと言って来訪し、修理不能・危険な状態などと事実と異なることを言って新品や別の商品・サービスを売りつける点検商法などがあります。

 最近、当署管内では▼過去の台風被害で屋根が壊れている▼火災保険を使って自己負担なく修理ができる▼保険金が出るようサポートするので修理をしないかなどと、「保険金が使える」と勧誘する住宅修理サービスに関する相談が多く寄せられています。

 こういった商法では、悪質事業者による▼必要な書面を交付しない▼契約に関する重要な事項について虚偽の説明をする▼クーリング・オフの説明をしない▼クーリング・オフを妨害するといった手口で、聞かされていなかった手数料や違約金を請求されるなどのトラブルや被害に発展することが予想されます。

 この種の電話や訪問を受けた際はすぐに契約せず、警察署または最寄りの交番・駐在所にご相談ください。

2021年5月15日付795号22面から