三重県は5月11日、県内の男女45人(四日市市発表分16人含む)が新型コロナウイルスに感染し、入院していた80代女性2人が死亡したと発表した。また、4月下旬から5月上旬に陽性となった男女4人の変異株感染も確認された。熊野市で行われた食事会では、参加者9人(県外陽性者2人)の陽性が判明し、県内72事例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は延べ4216人、死亡が確認されたのは93人、変異株感染者は640人となった。

 発表によると、熊野市の食事会で発生したクラスターでは、8日に陽性となった御浜町の20代女性の接触者調査を進めていたところ、参加していた同市の20代から50代の男女7人(自営業5人、会社員2人)と県外2人の感染が新たに分かった。参加していた友人と知人計18人は、3日にバーベキューや飲酒を伴う食事会など2時間以上にわたって飲食をともにしていた。現時点で検査対象者18人のうち、16人(陽性10人、陰性6人)の検査が終了。県では、7人の濃厚接触者として、同居家族計17人と職場関係者・同僚10人、友人6人、知人4人、別居親族1人の検査を進める。

 同市の50代自営業男性は、クラスターが発生した食事会に参加していた県外感染者が、1日から5日に自宅に滞在。6日から8日にかけて友人や知人、別居親族と食事や会話をするなど接触があった。現時点で特定されている濃厚接触者は友人5人、職場関係者1人、同居家族と知人が2人ずつ。

 津市では、6人の感染を確認。国土交通省三重河川国道事務所に勤務する20代男性は、県外感染者の濃厚接触者。国土交通省木曽川河川国道事務所に勤務する40代男性の感染も確認された。同市の男子小学生と40代会社員女性は、8日に陽性となった40代会社員男性の同居家族。小学生男子は7日まで登校しており、濃厚接触者は学校関係者4人。

 この他にも、桑名市で6人、伊勢市で3人、津市で2人、松阪市、菰野町、亀山市、鈴鹿市、いなべ市、県外で1人ずつが感染した。

 また、県では入院病床を45床追加したと発表した。新たに確保した病床のうち、8床が重症者用で、全体の確保病床は437床(使用率53・3%)、重症者用が61床(使用率23・0%)となった。