【ごう音とともに白い水しぶきが上がる比奈知ダムの減勢池付近=名張市上比奈知で】

 三重県名張市の比奈知、青蓮寺の両ダムで5月11日、梅雨や台風に備えて一時的に放流量を増やす「フラッシュ放流」があった。

 ダムを管理する水資源機構木津川ダム管理所によると、フラッシュ放流はダムの貯水位を下げて洪水調節の容量を確保するとともに、下流河川の川底の古い藻をはがして新しくし、アユなどの魚にとって生息環境を改善させる狙いがあるといい、例年この時期に実施している。

 比奈知ダム(上比奈知)では午前8時30分から徐々に流量を増やし、午前11時30分ごろに最大毎秒30トンの放流量となり、減勢池付近ではごう音とともに白い水しぶきが上がった。今回の放流で同ダムは約43万トンを流す計画。下流の鍛冶町橋付近や名張大橋付近では水位が最大約1メートル上昇するという。