三重県は5月7日、名張市の5人を含む県内男女54人(四日市市発表分7人含む)が新型コロナウイルスに感染し、入院していた80代女性が死亡したと発表した。また、4月下旬に陽性となった男女3人の変異株感染が分かった。県内の感染者は4千人を超え、延べ4044人、変異株の感染者は631人、死亡が確認されたのは89人となった。

 発表によると、名張市の5人のうち、市職員の20代男性は4日から37度台の発熱や咽頭痛などの症状が発生。翌日に県内の医療機関で検査をしたところ、陽性となった。男性は1日から5日まで休日で出勤がなく、市民や職場関係の接触者はいなかった。濃厚接触者は同居家族2人。名張市の発表によると、男性は同市上下水道部(下比奈知)に勤務する職員で、同部では6日に庁内と車両の消毒を実施。症状がある職員は確認されておらず、業務への影響はないという。

 同市では、4月29日に陽性となった30代女性の濃厚接触者として、同居家族の70代無職男性も感染。店舗従業員の30代女性は、5月1日まで出勤があり、翌日に食事をした友人1人が濃厚接触者として特定されている。他にも、県外の別居親族と接触していた70代男性、行動歴などから感染経路が分かっていない70代女性も陽性となった。

 津市では、10歳未満から70代の男女19人が感染。このうち12人が、すでに判明している陽性者の濃厚接触者で、同市の1日の感染者数は2月18日発表分の14人を上回り、過去最多となった。4月17日に県外の別居親族宅を訪問していた20代会社員男性は、5月1日から41度台の発熱が出現していたが、現在は解熱。4日まで出勤があり、県は職場関係の濃厚接触者15人と接触者5人の検査を進める。

 伊勢市の40代会社員女性は1日まで出勤しており、濃厚接触者として職場関係者12人と同居家族4人の検査が進められている。21日から24日に県外を訪問していた大台町の介護施設職員の男性は、職場関係の接触者62人が特定されている。県外に勤務する20代女性は、1日から4日にかけて、県内の別居親族と食事会を開くなどしており、別居親族12人が濃厚接触者となった。

 県内68事例目のクラスターが発生した度会町の特老ホーム「わたらい緑清苑」では、新たに70代から90代の入所者男女4人が感染。同クラスターでの感染者は職員と入所者など合わせて24人となった。

 この他にも、鈴鹿市で5人、桑名市と菰野町で4人、志摩市で2人、朝日町で1人が感染した。

※5月7日午後6時40分追記