三重県は5月2日、新型コロナウイルス感染で、伊賀地域の3人を含む県内49人の陽性を確認し、入院していた70代から90代の男女5人が死亡したと発表した。1日の死亡者数としては過去最多。度会町の特別養護老人ホームでは入所中の高齢者ら9人の感染が判明し、県内68例目のクラスター(感染者集団)に認定した。県内の感染者は延べ3863人、死者は87人となった。

 発表によると、市町別で四日市市14人、鈴鹿市7人、桑名市5人、伊勢市と度会町各4人、松阪市3人、津市と名張市、亀山市、南伊勢町各2人、伊賀市と川越町、菰野町、県外が各1人。

 名張市の50代自営業男性と80代の無職男性は、先月25日に陽性が判明した県外として発表された20代会社員女性の同居家族。伊賀市の30代会社員男性は同26日に県外を訪問。30日に37度台の発熱や関節筋肉痛の症状があり、医療機関を受診していた。

 度会町にある特別養護老人ホーム「わたらい緑清苑」で発生したクラスターでは、先月28日に施設職員の60代女性が陽性と判明。県がその後、接触者として他の職員と入所や短期利用の高齢者計127人を調査していた。

 他のクラスターでは、四日市市の社会福祉法人「聖母の家」が運営する障害者福祉施設で新たに20代と40代の女性、50代男性の職員3人が感染。陽性者は職員と入所者の計49人となった。また、亀山市の自動車部品工場「株式会社エイチワン亀山製作所」では鈴鹿市に住む20代男性従業員の陽性が判明し、感染者は計64人。松阪市内の飲食店で発生したクラスターでは、来店者で伊勢市の30代会社員男性が陽性となり、感染者は店舗関係者4人を含め計9人になった。