三重県の伊賀市役所(四十九町)前にある市道で4月28日、県内初の環状交差点(ラウンドアバウト)が本格導入され、市が道路改良工事の完成報告会を開いた。

 ラウンドアバウトは延長が南北約140メートル、東西約80メートル。手裏剣が描かれた中央島は直径11メートル。市では電気が必要な信号機を使わないので災害発生時も機能し、中央島を避けるために速度抑制効果があることから、交通事故の減少が期待できるとしている。工事完了後は全長16・5メートルのセミトレーラーも通行できるようになった。

 総工事費は5250万円で、用地補償や測量の費用を除く4200万円の約半分は国の補助金を利用している。完成報告会には岡本栄市長、市川岳人議長、山澤正和署長を始め、地元自治会長や地権者らも出席した。

 ラウンドアバウトは県が2019年3月から約5か月間にわたって試行運用を始め、その後は市の運用となり、昨年11月から本格導入に向けた道路改良工事を進めていた。