【展示予定の作品を手に来場を呼び掛ける総合プロデューサーの三代沢さん=伊賀市蓮池で】

 三重県伊賀市上野丸之内の国史跡・旧崇広堂を会場に、さまざまなアート作品を飾る「光のART展Ⅶ 光と影-SHADOW-」(伊賀市文化都市協会主催)が4月29日から5月5日まで開かれる。

 同市蓮池の造形染色作家、三代沢信寿さんが総合プロデュースを担当し、2014年から毎年開いている。昨年は新型コロナウイルスの影響で開催は無かったが、今年は富山市にある市立の教育機関「富山ガラス造形研究所」を卒業した若手15人を含む30人の作家が出展を予定している。

 展示品はガラス工芸が中心で、高さ2メートル弱の大作や、卵の殻のような薄さの繊細な作品などが並ぶ。また、木工作家の多治見正勝さんが異種類の木の組み合わせで制作した50羽の木鳥のモビールが大広間に飾られる他、伊賀市で「からさわ農園」を経営する唐澤寿江さんの野菜苗もアート作品となって展示される。

 三代沢さんは「気に入ったものがあったらファンになってほしいし、多くの人に見に来てほしい」と話している。

 展示は午前9時から午後8時まで。入場料は一般300円、小中高校生100円だが、同4時30分以降は無料。

 初日の29日には「ヤリカンナで削って作るMY取手」体験がある。対象は小学生以上(3年生以下は保護者同伴)で、計4回開催。定員は各回4人、参加費は1000円。

 申し込み、問い合わせは同協会(0595・22・0511)まで。

2021年4月10日付793号6面から

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