【山澤署長から感謝状を受け取る松本さん(右端)と前川さん(右から2人目)=伊賀市新堂で】

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、三重県警伊賀署は4月21日、三重銀行の伊賀新堂支店に勤務する行員の前川益子さん(55)と松本玲子さん(62)に感謝状を贈った。

 同署などによると、今月8日午後2時ごろ、伊賀市在住の60代アルバイト女性が来店。窓口にいた前川さんに「市と銀行の職員を名乗る人から介護保険料の返金手続きがあると連絡を受けた」と告げたという。

 その後、前川さんは松本さんに相談。女性が持っていたメモにある行員の氏名や銀行の電話番号を確認し、どちらも実在や一致しないことから詐欺の疑いが強いと判断し、警察への相談などを促すなどして被害を未然に防いだ。女性宅には同日、市職員と行員を名乗る男から電話があり、同署は還付金詐欺の手口とみている。

 感謝状の贈呈後、山澤正和署長は2人に「ちょっとした気付きや適切な対応で被害を未然に防いでくれた。今後ともお客さんや市民の方を守るため続けてほしい」と礼を述べた。

 同署管内では今年1月から3月末の間に特殊詐欺が2件(前年同期比1件増)発生し、被害総額は合計約250万円(同50万円増)になるという。