【コンクリート打設を完了し万歳三唱する関係者=伊賀市で】

 三重県伊賀市川上などで水資源機構が建設している川上ダムの堤体部分にコンクリートを流し込む「打設」が終わり、建設現場で4月20日、完了式が行われた。1967年の予備調査着手から半世紀以上を経て、2023年3月の完成に向けて大きな節目を迎えた。実際に水をためる試験湛水は、今秋以降始まる予定。

コンクリート打設が完了した川上ダム堤体=同
堤体の最後の投入場所にコンクリートを流し込む様子=同

 川上ダムは、木津川支流の前深瀬川に造られる重力式コンクリートダム。堤体は長さ334メートル、高さは宮川ダム(大台町)に次ぐ県内2番目の84メートル。打設は19年9月20日に始まり、コンクリート約45万立方メートルを投入した。

 完了式には職員と施工業者計約60人が出席。約4・5立方メートルのコンクリートが入ったバケットをタワークレーンでつり上げ、堤頂部の最後の投入場所に流し込むと、関係者がいっせいに万歳三唱した。

 同機構川上ダム建設所の津久井正明所長はあいさつで、「多くの皆さまのご協力のおかげで、打設を無事完了できた。今後は管理設備などの工事を進め、安全で確実な試験湛水を迎えたい」と述べた。