三重県は4月14日、名張市の20代男子学生1人を含む県内男女29人(四日市市発表分6人)が新型コロナウイルスに感染し、3月下旬から4月上旬に感染が確認された男女79人(無症状者11人含む)の変異株ウイルス感染が判明したと発表した。県内の感染者は延べ3063人、変異株感染者は195人となった。

 発表によると、県外の学校に通う名張市の男子学生は、9日まで登校しており、2日と7日にも県外を訪れていた。10日と11日にはアルバイトのため外出。濃厚接触者は同居家族3人、接触者は職場関係者7人。同市では他にも、県外発表として60代会社員男性の陽性も確認されている。

 桑名市では20代から70代の計6人が感染。歯科医師の30代男性は1、4、8日に県外を訪問していた。10日まで出勤しており、職場同僚9人と接触のあった患者の感染を調査中。

 松阪市で陽性となった7人のうち、80代男性3人はクラスターが発生した松阪市民病院の入院患者。3人とも一度陰性が確認されていたが、症状が現れたため再検査したところ、陽性となった。

 津市で感染した三重大学の20代男子学生は、11日から38度台の発熱が発生。9日まで登校しており、県は学校関係者の濃厚接触者3人と接触者3人の調査を進める。

 御浜町の50代自営業男性は、3月31日から4月3日まで出張のため県外を訪問。10日から37度台の発熱などが発生しており、同居家族の50代女性も陽性となった。

 この他にも、鈴鹿市、鳥羽市、伊勢市、東員町、いなべ市、菰野町で1人ずつ確認された。

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