【2017年7月と18年6月に掲載したYOU紙面の記事】

 三重県の伊賀市内を走る伊賀鉄道伊賀線(16・6キロ)が、4月から単独で乗車する障害者の普通乗車券と回数券を半額に割引した。身体障害者、療育、精神障害者保健福祉の各手帳を所持する全ての人が適用され、県内の鉄道事業者では伊賀鉄道と四日市あすなろう鉄道が初めてだという。

 伊賀鉄道によると、3月22日に割引運賃の設定を中部運輸局に届け出た。これまでの制度では、介護者が同乗するケースのみで、いずれも第1種の身体障害者と知的障害者を対象に普通乗車券と回数券を50%引きにしていた。第2種の人は原則適用しておらず、精神障害者は対象外だった。

市の交通費助成と併用も

 4年前に公有民営化した同鉄道は、2018年6月の伊賀市議会で単独乗車の割引制度を要望する請願が採択。市はその後、重度障害者が通院や社会活動に参加するための交通費を一部助成する制度を拡充させ、タクシーなどの乗車券と自動車・原付バイクの燃料券の他に、伊賀鉄道の乗車券も追加した。この4月からは同鉄道を利用する場合、年間1万4400円分(50円券288枚)の交付が受けられ、同鉄道の割引制度とも併用できる。

 問い合わせは同鉄道上野市駅(0595・21・3231)、市障がい福祉課(0595・22・9656)へ。