四日市市は4月2日、市内や名古屋市に住む男女7人が新型コロナに感染していることが判明したと発表した。県内で48事例目のクラスター(感染者集団)が発生したとされる四日市の会社による食事会で判明した感染者の職場同僚ら3人も感染が分かり、市内の感染者は延べ388人、三重県内では延べ2784人となった。

 発表によると、20代会社員男性、40代会社員女性、50代会社員男性の3人は、県の48事例目のクラスターとなった11人が参加し5人に感染が確認されている四日市市内の会社が行った食事会には参加していなかったが、職場の同僚として検査を受け感染が判明した。20代の男性は3月28日の検査では陰性だったが、29日に悪寒の症状が出るなどし、31日に再度検査を受け、陽性反応だった。

 四日市市に住む派遣業の50代会社役員男性は3月30日感染が確認された30代男性の濃厚接触者として検査を受け、感染が確認された。3月25日に一緒に食事をしていて、家族1人と親族3人が濃厚接触者に特定されている。

 20代の会社員女性は市内企業に勤務。3月31日に38度の発熱、せき、のどの痛み、腰痛があり、4月1日に市内医療機関を受診し検査を受け、感染が確認された。家族3人と職場関係9人が濃厚接触者に特定されている。

 県内の大学に通う20代男性は3月28日に倦怠感が出現。同29日には38度の発熱、せき、のどの痛みなどがあり、31日に市内の医療機関を受診し検査を受け、感染が確認された。家族1人が濃厚接触者に特定されている。

 名古屋市に住む30代の会社員男性は、3月26、27日に岡山県へ出張。新型コロナの感染者が岡山の仕事関係で確認され、仕事で訪れていた四日市で検査を受け、感染が確認された。出張先では会社関係者らと一緒に食事をしていたという。濃厚接触者には家族1人が特定されていた。四日市市内の医療機関で検査を受けたため、管轄の四日市市保健所から市で確認された感染者として発表された。

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