【ランドセルカバーを持つ谷口教育長(左)と寄贈した森林会長=伊賀市役所で】

 三重県の伊賀地区交通安全協会は4月2日、伊賀署管内にある伊賀市内の小学校に通う新入学児童に交通安全を願ったランドセルカバーを贈った。市教育委員会では、6日の入学式に保護者を通じて配布し、翌7日から使用するよう指導するという。

 カバーは視認性が高い蛍光黄色。「まもろう! こうつうルール」の啓発標語や手を挙げて横断歩道を渡る子どものイラストが印刷されている。

 贈呈式で同協会の森林憲久会長(77)は「コロナ禍で街頭指導がやりにくいが、地道に続けていくしかなく、この状況でやれる計画を練っている」と話し、谷口修一教育長は礼を述べた後「カバーは車からもよく見え、新1年生だと分かる。見掛けた時は注意して走行してもらえたら」と話した。

 市教委によると、市内の新1年生は全19校で計624人(昨年度比29人減)。通学手段では徒歩が7校、徒歩またはバスが12校で、全体児童数約4000人うち、1割がバスを利用しているという。

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